「夏休みのフリースペースはいつあるの?」
数ヶ月ぶりにメールが入ります。
「帰ってきてるんだね」
寮生活している子が長期休みには帰省し、必ずメールをくれます。
中学、高校に進学すると勉強や部活などで通常開催の
<フリースペース>に時間的な面から参加することが難しくなります。
なので、夏休みのような長期休みでは中高生が集ってくることが
多いのです。
3年前と変わらず、宿題をしたり、お昼ご飯やおやつを作ったり、
おしゃべりをしたり、ゲームをしたり・・・。
それぞれが過ごしやすいように過ごす空間。
そして、数ヶ月会えなかった期間の隙間を埋めていく時間でも
あります。
「聞いて!聞いて!」
と、自分の心に溜め込んだことを話す子。
「勉強は好きじゃない」
と、呟く子。
子ども達に会えない期間も家族からの相談を受けることもあり、
その子ども達の様子はある程度、把握していることもあります。
一人の子を前にして思うことは
同じ子を見ていたとしても、見る人によって目の前の子の印象は変わっていくのだということです。
そして、その見えているどれもがその子自身なのです。
家族
親戚
先生
お友達
そして、私たちにじプレのスタッフ。
子ども達を取り巻く環境。
子ども達はいろんな話をしてくれます。
私たちはただ耳を傾けます。
子どもたちの話は私たちの価値観を広げてくれることにも
繋がっていきます。
事務所のパソコンの前で一緒に寝転びながら、
YouTubeで流している歌を一緒に口ずさむ時間。
その他愛もない子どもたちとの時間を私たちは
大切にしています。