「大丈夫だった?」
私たちの問いかけにその子は
「誰かの顔を見るまで不安だったの」
と悲しそうな顔で言いました。
地震直後に届いた子どもからのメールには
「大丈夫?」の文字。
地震後の
コンビニに列をなし、食料を買いあさる大人達
ガソリンスタンドにずらっと並ぶ車。
もしこの光景を子ども達が目にしていたら…。
大人達も経験したことのない事態に戸惑い、正気を失いかけていた
のかもしれません。
<にじプレ>は地震の日から事務所を開放していました。
断続的に起こる余震とライフラインが断たれた状況で
多くの子ども達や大人達が不安の中で過ごしていると感じ
たからです。
地震の2日後、事務所には7名の子ども達が集いました。
更にライフラインが確保されるまでのその2日間、
スタッフと母子世帯の方が宿泊していました。
電気のつかない部屋で懐中電灯やろうそくを灯し、
みんなで寄り添いながら少ない光を分け合い、
持ち寄った食品で御飯を作り、楽しく食卓を囲みました。
時々起こる余震。
その時は不安もすぐに笑い声で薄らいでいきました。
大人は一人ではないとしることで
子どもは見守ってくれる大人がいることで
安心をするのだと感じます。
たくさんの方が北海道の事を気にかけてくださっています。
道外から<にじプレ>に必要なものはないかと連絡もいただきました。
その度に私たちは寄り添い、力になってくれる人の存在に気づき、
SOSを出してもいいんだと気づかされます。
そして、私たちは<にじプレ>を通して、子ども達や親たちの
そばに寄り添い、SOSをキャッチできる存在になっていこうと
思いました。
未だこの震災で不安の中にいる子ども達が多くいます。
大人達がアップするSNS(会員制交流サイト)上に流れる様々な情報を
子ども達は目にし、不安になっています。
私たち大人が今、子ども達にできることは何なのでしょう。
今回の地震で多くの方々のお気遣いに感謝しております。
それぞれに現状況は異なると思いますが
多大な被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
人の温かさを感じ、皆さんが平穏な日々を取り戻されることを
祈っております。
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明日(9/11)は、にじ色こども食堂です。
今回は炊き出しスタイルで
☆おにぎり
☆豚汁
を用意します。
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