「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
このイギリスの諺が心の引き出しにお守りのようにしまってあります。
2022年度が終わり、1年を振り返ります。
私たちは数年前にSNS等で参加者数を示すことをやめました。
たくさんの人達の為になることは素晴らしいことです。
でも私たちにはその力はありません。
いつからか、私たち<にじプレ>がしている活動は参加者を増やす活動ではなく、自然と一人一人の人間ととことん向き合う活動に切り替わっていった気がしています。
昨年は、悩みを抱えた人が自ら連絡をしてくることもありました。
他団体から子どもや世帯を支援してほしいと頼まれることもありました。
関わる子どもが大変な状況になった時もありました。
目の前にいる人がどうしようもできない現実に向き合いながら、
にじプレの私たちが今できることは何かを考え、悩みながら活動を続けてきました。
ふっと、横を向くとにじプレのサポートを受けている人がボランティアとして活躍してくれていました。
目の前では、傷をおった子どもの声を同じ悩みを持つ子どもたちが聴いてくれている光景がありました。
支援とは何かを考える時があります。
そして、若い人たちの前で話すときに常に伝える言葉があります。
「いつか、支援される立場から支援する立場になってほしい」
私たちの役割は何か。
自分を潤す力は自分にあるのだと気づける場所をつくり続けることなのだと感じています。
2023年度も<にじプレ>に関わってくださる皆さんとともに
活動を続けていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
NPO法人子どもの未来・にじ色プレイス
代表理事 安田香織
#新年度
#npo
#子ども
#居場所
#居場所づくり
#人の関わり
#支え合い