「楽しそうだなあ」
「無料でご飯たべれるんだって」
「ねえ、あの食堂に行ってみようよ」
「なんかゲームしたりするんだってよ」
「こども食堂、行ってみよ〜」
こども達がこども食堂に足を運ぶキッカケはなんでしょうか。
一方で、
「必要とする子ども達が来ない」
「うちには困ってる子はいない」
「うちは困りごとを見つけるためにやってない」
「うちは、にじプレさんとは違う」
大人達がこども食堂を開設しようと思ったキッカケはなんでしょうか。
キッカケは団体それぞれ、個人それぞれ違います。違って当たり前です。でも時間が経過し、子ども達との関係性が変わる時があります。
最初、子どもたちは思っているのかもしれません。
「楽しいおじさん」
「優しいおばさん」
「美味しいご飯を作ってくれる人」
そこから
「自分の話に耳を傾けてくれる人」
「自分の気持ちをわかってくれる人」
「自分を知ってほしい人」
に変化し、楽しいことや嬉しいこと、辛いことや悲しいことをポツリポツリと呟くかもしれません。
そんな時に私たちはどうしますか。
「子ども一人を育てるのには1つの村が必要だ」というアフリカの格言が常に頭に浮かびます。
4回を終えた勉強会では行政や社会福祉法人などの専門職とこども食堂が参加し、ある事例をもとに対話を重ねてきました。それは官民それぞれが自分たちの役割が何かを認識していく時間でもあります。
支援を重ねる上で誰かの負担が大きくなってしまうことがあるかもしれません。だからこそ対話することの重要性を感じています。
勉強会参加後のアンケートでは地域からは
「どこの場も同じ悩みを共有していることを知ることができてよかった」
「活動を続けることの意味を感じました」「もっと軽い気持ちで開催して続けていきたい」
「こども食堂のあり方を教えていただいた」
「関係機関とのつながりの大切さがわかった」
行政、専門職からは
「官民互いの話が見えよかった」
「実際に地域で活動されている方の生の声が聞けてよかった」
「地域支援者と専門職との役割分担を明確に示していただき、勉強になった」
との感想がありました。
こどもが安心して過ごしていける地域はどんな場所なのでしょか。
大人たちが目の前の子を見て、勝手な判断をしてはいけません。子どもたちに何があっても、迅速で柔軟な対応をとれるように大人たちは学び、繋がり続けていかなければならないと私自身がこの勉強会で学んでいます。
「なんか面白い場所でご飯たべたな〜」
子どもたちが大人になった時にふっとそんなことを思ったら「よしっ」と喜んじゃうだろうなあ、なんて想像もしています(^ ^)
やすだ
5月29日(水)は中央区・南区対象の勉強会となります。
札幌全区の勉強会後には現場で活動する人たちの情報共有や相談場所の機能を備えたグループ立ち上げに向かいます。
関わりたい方はご連絡お待ちしています。
この事業はドコモ市民活動団体助成により行われています。